警備のお仕事 ウソ?ホント?

さて、いい加減ネタが切れそうな第4回ですが
今日はいきなり問題から行ってみましょう


あなたが車を運転していると、前方で警備員が停止の合図を出していました
ですが、あなたは通勤中。おまけにちょっと遅れ気味だったこともあり合図を無視して通り抜けました
この行為は、○でしょうか×でしょうか?






正解は○です


まぁ、私たち警備員から言わせてもらえば
合図にはなるべく従ってほしい所ですが


第1回の時も述べたように、私たち警備員には交通を整理する権限はありません
よって、この場合の停止の合図も「停止してください」というお願いであり
「停止しなければならない」という強制ではないのです
ただ、警備員が停止の合図を出している場合は、大半が進路上に異常があることの警告です
無責任な言い方をすると「行ってもいいけど、先で何があっても知らないよ」ということにもなってしまいます
もっとも、そんな事は口が裂けても言えません


合図に従ったら違反だったり、合図に従わなかったら危険だったりと言うと
「じゃ、私たちはどーすればいいの?」と言われるかもしれません
ですが、大半の警備員はキチンとした教育を受け、その上で現場に配置されます
誤った誘導をしていて仕事を続けられるほど、この業界も甘くはないですから
路上でもしも警備員を見かけたら、なるべく誘導には応じていただきたいです
無視されるのは皆さんの自由ですが、自己の責任においてという言葉がついて回るという事を
頭の片隅に置いておいて頂けるとありがたく思います